私が中学の時、吹奏楽部に所属していたのですが、私の実力はその中でも上位に位置しており、
その技能から人に教えることの出来る立場にあったのです。
そんな私が人に教えていた時、ある友人からこんな声を聞きました。
「お前の指導法、すこし甘くない?」
私の指導法はとりあえず基礎やって、簡単な応用やって、出来なくても曲やって、曲が出来なかったらそのフレーズで必要な技術の基礎をやっていくと言うもの。
私たちは曲を吹きたいのであって、基礎をやりたいわけではない、それは私が一番よく分かっています。
だって私が1年生の頃はずっと基礎だったもん。曲やりたかった。
そんな自分の体験談から私は曲を中心として練習するのですが、それが甘いそうです。
何故かと問うと、「基礎が出来なくなる」「応用力の欠如を招く」といわれました。
しかしながら私は曲を中心として練習させますが、曲の中で出来ないフレーズの基礎を練習するのです。
つまり、どのフレーズでどの基礎力が必要なのかも教えることが出来ます。
もし自主的に練習する場があるとするならば、この時に役立つと考えます。
更に!
私は練習に参加しなくても別に良いと考えてます。
何故なら私が練習にそこまで意欲的に参加しないから。
じゃなくて、自分の意思で練習した方が効率的だと考えるからです。
そして私が持つ指導時間は物凄く少ないです。
普通の人が大体3時間ぐらいだったのですが、私の場合1時間無いぐらいです。
Q:何故ですか。A:意欲を持たせる為です。
だって1時間じゃどう頑張っても中途半端にしか出来ないじゃないですか。
つまり人によっては更に知りたいという知識欲を掻き立たせる事が出来るじゃないですか。
そこでやりたくないのならそこで止めればいいし・・・。
物凄く雑な性格な私はこの方法が私が人に教える時に一番身に合っていると感じたのでこうしてます。
確かに滅茶苦茶甘い指導法かもしれませんが、この指導を行った結果、私の後輩(楽器歴1年未満)がソロコンで校内1位を勝ち取りました。
更に後輩のみで構成されたアンサンブル(全員楽器歴1年未満)では地区ダメ金を取る事が出来ました。
つまり全く意味が無いというわけではないそうです。
もし後輩が出来て指導法が分からない方が居たら参考までにどうぞ。
私は今でもこれを先輩にやってます(だって先輩の楽器歴2年ぐらい、私は3年)。
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